かんもくの会
2018年度日本特殊教育学会第56回大会における
シンポジウムに対するアンケートから




2018年9月24日の日本特殊教育学会第56回大会で開催した『かんもくの会のシンポジウム』の参加者からいただいたアンケートの回答を掲載させていただきます。

(一部、判読困難な字を誤って転記しているかもしれませんが、ご容赦下さい。)



1. 男性 当事者

 吉田さんの当事者としての経験、インタビュー調査@、Aの内容は、当事者の私にそのままあてはまるものでした。「最後に」で述べられたように、「発話がゴールではない」と思います。私の場合、話す、話さないよりも「フリーズ状態」に陥りやすいことが一番つらいです。
 社会人になると、いろいろな状況で様々なコミュニケーション能力が要求されるようになると思いますが、子供の頃、他人との会話の経験が極端に少なかった自分にとってコミュニケーション能力の啓(?)発に困難を生じます。
 このような私の状況は多くの成人当事者に当てはまると思います。
 このような当事者のことを理解した上で、適切な支援、指導ができる指導者と支援の場が望まれると思います。
 岡田さんの息子さんの勉強していることは、私の専門と同じか、近いと思いますし、私の当事者としての経験も含めて、岡田さんとは直接いろいろお話ししたいと思っています。


2. 男性 大学院生

 私の小学校の同級生も、今考えれば緘黙だったのではないかと、考えさせられました。当時はそれと知らず、傷つけるようなことを言っていたと反省しました。


3. 男性 スクールカウンセラー、臨床心理士

 緘黙の方の当事者の方の話、気持ちをお聞きできて、大変よかったです。教育現場で「気にはなる・・・けど・・・」と確かに後まわしにされがちなので、SCとして、声をあげていきたいと思いました。